ルール説明

道着

【全日本テコンドー選手権大会】
国際テコンドー連盟(以下ITF)が認めるオフィシャル道着にて参加すること。

【全日本ジュニアテコンドー選手権大会】
各都道府県連盟が認める道着にて参加すること。ただし、他のITF系のオリジナルの道着の着用は認めないものとする。

防具

【全日本テコンドー選手権大会】
国際テコンドー連盟(以下ITF)が認めるオフィシャル防具にて参加すること。
以下に着用義務のある防具を提示します。

・手足の防具
・マウスピース(透明のもの)
・ファールカップ(男性のみ・道着の中に着用すること。)

以下に任意の防具を提示します。

・シンガード
・ヘッドギア
・女性のバストガード
・女性のファールカップ


【全日本ジュニアテコンドー選手権大会】
各都道府県連盟が認める防具にて参加すること。
以下に着用義務のある防具を提示します。

・手足の防具
・ヘッドギア(オープンフェイスのヘッドギアの場合は、マウスピースを着用すること。
・ファールカップ(男性のみ・道着の中に着用すること。)

以下に任意の防具を提示します。

・シンガード
・ボディプロテクター
・女性のバストガード
・女性のファールカップ

トゥル

型(トゥル)は、テコンドーの根幹をなすものです。ITFテコンドーにおいては全部で24種類の型があり、テコンドーの基本動作や、実際の攻防を想定した一連の動きで構成されています。

競技ルール
トゥルは1回戦から決勝戦まで指定を2つ演じるものとする。
採点基準
以下の内容が型の採点基準になります。
・動作の正確性・力強さ・スピード・バランス・呼吸・動きの滑らかさ・リズム・動作のタイミング・サインウェーブ
その他の注意点
試合の間近に昇級審査を受けた者で新しいトゥルを覚えていないものは、試合の日より 1ヶ月以内に審査を受けた場合のみ、審査を受ける前の帯にて試合の参加を許可するものとする。これはあくまでも審査の日が基準であり、新しい帯を授与された日から 1ヶ月ではありません。
昇段審査については賞状の発行が海外から送られてくるので、審査日から 2ヵ月以内であれば、前の帯にて試合の参加を許可します。

マッソギ

テコンドーの組手(マッソギ)では、ライトコンタクト制が用いられています。テコンドーの組手競技の目的は、相手を倒すことではなく、より正確な技を競い合うことにあります。

競技ルール
試合時間は1回戦から決勝戦まで2分2ラウンド、インターバルは1分とする。
延長戦となった場合は、インターバル無しで延長戦(1分)を行う。
さらに延長戦(サドンデス)となった場合もインターバル無しで行う。
有効打とポイント
正しく、力強く、素早く、攻撃の意思を持って、有効部位を攻撃し、攻撃後もバランスを崩していない場合に得点となる。スピードのない攻撃、偶然当たった攻撃、攻撃後に転倒や場外に出た場合などはすべてポイントにならない。有効部位は、中段(帯の上から首までの胴体の前面と側面)、上段(顔面、側頭部、頭頂部)、ポイントは下の表を参考に。

1ポイント
手技による上段、中段への攻撃

2ポイント
蹴りによる中段への攻撃

3ポイント
蹴りによる上段への攻撃


注意・減点・失格
注意の対象となる行為を行った場合は、主審から『注意』と言い渡されます。この注意が3回累積した場合にマイナス1ポイントとなります。
減点の対象となる行為を行った場合は、主審から『カンチョン(減点)』と言い渡されます。
この減点が3回累積した場合は失格となります。
注)注意が9回累積してもマイナス3ポイントとなり試合中に得た得点から引かれるのであって、失格となることはありません。
例)
◎正解◎ → 注意9回=得点からマイナス3
◎正解◎ → 注意6回+減点1回=得点からマイナス3
◎正解◎ → 減点(カンチョン)3回= 失格
×間違い× → 注意9回=減点3点で失格
計量
計量は下が道着、上が道着、もしくは Tシャツにて体重計に乗ること。
またその際に道着の重さを考慮して、小学生以下は 300g、中学生以上は 500gまでの超過を認めるものとする。
例:成年男子マイクロ級 57kg未満 → 57.4kgは OKです。
また計量は試合当日の選手受付時、もしくは前日の正午(12時)から 18時の間に前日計量を行えるものとします。

前日計量を行う場合の方法は以下の通りです。

前日の 12~18時の間に体重計に本人が乗っている写真と、体重計の数値の写真を撮影し、前日計量用のメールアドレスまで送信すること。またその際に名前が分かるように文章、もしくは件名に記載すること。不正が発覚した場合は失格となります。

受付時間:前日の12~18時
前日計量用のメールアドレス:zenjitu@hotmail.com
その他の注意点
エントリーした階級の制限体重に対して、体重が足りない場合は、参加可能とします。
例:少年部男子ライト級 22kg~28kg未満 → 21kgでも参加可能です。

セコンド

マッソギの競技については、全試合に対してセコンドを付けることを許されるものとする。(義務ではありません。)セコンドに付ける者の条件は以下の通りです。

【全日本テコンドー選手権大会】
・本会の会員であること。
・2級以上の級・段位を有すること。
・セコンドに付く際の服装は、スポーツウェア、もしくは道着であること。(靴については特に規定しないものとする。)

【全日本ジュニアテコンドー選手権大会】
・本会の会員であること。
・4級以上の級・段位を有すること。
・セコンドに付く際の服装は、スポーツウェア、もしくは道着であること。(靴については特に規定しないものとする。)

表彰

全日本テコンドー選手権大会における表彰は以下の通りです。

・優勝  1名
・準優勝 1名
・第3位 2名